理事長のひとりごと

記憶

2017.12.30
ライフストーリーを考えている中、2年前3月に82年間の幕を閉じた春吉幼稚園のことを朝日新聞で知り、65年ぶりに柳橋連合市場の裏手にある幼稚園に出向いた。春吉小学校との間にある道が子供のころに比べて狭い路地という印象。
翌日が終園式前日だったので、快く案内していただいた。園に入った途端3組しかなかった「もも組、うめ組、さくら組」の名前と教室が昔のままに感じられ、一気に65年前にタイムスリップした気分⁉ 
終園式に配られるパンフレットに書かれている内容から、昭和20年後半に作られたまま(設立は昭和3年)で建て替えも困難な状態で、関係者の努力の甲斐なく、廃園に至ったそうです。我が社会福祉法人ほっと福祉会を見るよう?

昔のままと、感じたのは間違いではなかった。記憶が良いな思われるかもしれないが、最近は、年月の錯誤が多くなつてきて、1年前のことと調べてみると平成27年3月12日のことだった。終園式が誕生日だったので、1日ずらして前日に訪問したのは、はっきり覚えているが、27年を28年に取り違えるようなことが増えてきた。
記憶力は20歳代をピークにゆっくり低下し、誰でも「もの忘れ」することがあって、人によって年相応なもの忘れと理解するが、現役まではメモする必要がなかったことが、いよいよわが身に来たことをひしひしと感じ、一日も早く自分史を作らねばと思う年の瀬だった。
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